空き店舗の一角をリノベーション
現在、一軒家の貸家に暮らしており、駐車場は屋根がある半屋外スペースにある。
以前は店舗だった建物で駐車場の端には元の入り口があり、そこは通路として区画されている。一応使用しているがけして有効な活用がされてるとは言えず、前々から何かに利用できないかと考えていた。
ふとした思い付きから、この空き店舗の一角である通路部分をリノベーションして新たな用途として利用することになった。
地方商店街のささやかな町おこし
場所は石岡市(旧八郷町)柿岡商店街。「昔はずいぶん賑わいがあった」というこの商店街も今はご多聞に漏れずシャッターが下りている店舗が目立ち、建物を取り壊して駐車場にする例も増えている。
自分の住む街なので少しでも彩りがあった方がと思い、町おこしの一環を兼ねてのリノベーションだった。
今ある立地条件・状況を見つめ直す
商店街のほぼ中心に位置し、通りの中での立地は悪くない。交差点の近くなので車の運転手も目を配るため、視界に入りやすい。
また、7月に行われる祇園祭では各町内の山車が八坂神社に競演を奉納するが、その2軒隣でもある。
しかし車の通りは多いが歩行者は少なく、ただ通り過ぎていくだけの道路になっている感は強い。そんな環境だが、少しでも町が賑わえばという思いがあった。
ハンドメイド雑貨店としてリノベーション
以前から手芸が趣味だった妻が、住まいのその立地環境を活かし祭りの際には作った小物を販売するようになった。
自分で作ったモノが売れるのは楽しいもので、だんだん気持ちも盛り上がり各地のハンドメイドイベントやクラフトフェアなどへの参加意欲も出てきた。
その「販売する場が欲しい」という気持ちと「現住居の活用の可能性」が結び付き、
「通路スペースをリノベーションすればハンドメイド雑貨店にできる!」
というアイデアにつながった。
ハンドメイド雑貨店は狭くてもできる
元は通路だったスペースなので、幅1m強、奥行7mとわずかな広さしかない。
しかし、そもそも作るモノが小さいことと、小さな子供がおりそれほど多くのモノは作れないことから、このスペースで十分という結論に至った。
そして、自ら施工するという形で、ハンドメイド雑貨店を開店することになった。妻も塗装や看板の製作など、できることは自分でやった。それこそ手作り感たっぷりだ。
詳しい店舗情報は「プティファボリ」のページをどうぞ。
当サイトを運営する「ホーム・エージェント」の窓口にもなっています。
空き店舗活用の可能性
賃貸物件ならもちろん、大家さんの理解が不可欠だ。町おこしに興味がある、志のある大家さんもいる。
今回は寛大な大家さんの心意気があって、おかげさまで店をオープンすることができた。
しかし、空き店舗を活用したいと思っている大家さんは潜在的にまだまだいるはずである。また、空き店舗を利用したい店子さん、例えば今回のようなハンドメイドの作品を販売したい作家さんも少なからずいると思われる。
貸し手と借り手のマッチング
そんな双方の思いを結びつける「空き店舗のマッチング」をサポートしております。建物のリノベーションまで含め行うワンストップサービスです。ただし不動産業者ではありません。
貸したい方、借りたい方を問わず、空き店舗を活用する相談を受け付けています。ご一緒に良い方法を考えたいと思います。
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